株式会社セラード珈琲

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セラード地域

【生産者紹介】 Ricardo S. Bartholo(リカルド・バルトーロ氏)

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農園名:Cinco Estrelas(シンコ エストレーラ農園)
所在地:パトロシーニョ市
標高:1,050m
農地総面積     315,00 ha.
コーヒー栽培面積      289,00 ha.
栽培品種:Bourbon vermelho, Catuai amarelo, Catuai vermelho, Paraíso,Topázio, Mundo Novo

開花時期:9月~10月
収穫時期:6月~8月

 

農園の歴史

シンコエストレーラ農園主リカルド氏の曾祖父はイタリアから移り住みリカルド氏はリオデジャネイロ市に生まれました。セラードには1988年に移り現在の農園を開拓しました。
セラードに移った理由は霜が降らない事と土壌が侵食されていない点でした。新天地セラードに移り最初の困難は有機欠落土壌であったことでした。未開の土地の為侵食はされていませんでしたが、全てが初めてであり、今までの伝統的ブラジル農法では通用しない事を知りました。
その為、近隣の生産者との団結が最重要である事に気づきCACCER(生産者協議会)を設立し情報交換の場を作り、他地域に例の無い団結力を持った組織を作り上げました。
      
   

持続的なコーヒー栽培

リカルド氏は近年、日本の伝統的な技術を駆使して、微生物を利用する農業に力を入れています。きっかけとしては、リカルド氏がコーヒー生産に加えて栽培している大豆とトウモロコシへの取り組みです。
大豆やトウモロコシへの農薬の散布量は年々増え続け、最初の頃と比べて何倍も必要になり、負担が大きくなりました。農薬を使用する代わりになる、他の方法を模索していたところ、新しい栽培方法で結果的に農薬等の使用量が減った農園をいくつか発見しました。それらの農園では日本の伝統的な技術を駆使して、微生物を利用した農業を行っていました。
 

生産工程

 主に2つの柱があります。一つ目は、森林を観察しどのように害虫や病害と共生するために、いろいろな微生物のバランスのもとに成り立たせる事。
微生物の採取の方法としては、炊きあがったご飯を森林に持っていき数日間放置すると、微生物がお米の中で育つので、それを採取します。その微生物の入ったご飯を持ち帰り、自家工場で何千倍にも培養します。農園にこの大量の微生物を散布することによって、森林の自然にちかい生物が多様な環境に戻すことが出来ます。
森林の微生物の力をかりることで、化学肥料(窒素、カリ、リンなど)に代わる有機肥料を農園で作り。コーヒー農園では、コーヒー の皮や牛糞、サトウキビのカスに微生物を散布することで、有機肥料に代わる。結果的に化学肥料が必要なくなります。
コーヒー農園に咲く花

 2つ目は、それぞれ特定の害虫や病害をコントロールする微生物が研究所で選別され、微生物を工場で生産し使用します。その研究所ではサビ病やBicho mineiro,brocaなどコーヒー特有の問題にも対処できる微生物が発見されています。例えば、コーヒーの虫食いに対して、コントロールできる選別されたカビを使用します。結果的に、微生物のバランスが整うことで、害虫や病害への農薬の必要性が少なくなります。
 
結果的にリカルド氏は、約80%農薬の使用を減らし、生産量を維持したうえで品質の向上に成功しました。

「長年コンテスト等で入賞することが出来ていなかったが、この栽培方法の変化によってコーヒーの味 が改善し、2021年はいくつかのコンテストに入賞することができた」と話しています。

  2021年にリカルド氏が入賞したコンテストリスト
・Semana internacional do café 入賞
・Federação do cerrado(セラード生産者組合コンテスト) 優勝
・CPC(カップオブプログレッシブ・セラード)日本向けコンテスト優勝

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