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マンデリンで代表されるスマトラ島のコーヒーは数年前から低迷し続ける生産量に加え、その特殊な買付状況(未乾燥のパーチメントの状態で売買)により大手輸出業者が次々に撤退を余儀なくさ れています。大手による大規模な買付やシステム体制では対応できない一方、地域に根ざした 一部の中小業者は長年の経験と実績そして地元農家との深い繋がりにより地道にコーヒーを作り続けています。そんな厳選された生産者から、さらにカップ品質により選び抜かれたマイクロロットのご案内。
トバ湖南東に位置するエリア全体を総称して“リントン･タイプ”と呼ばれるコーヒーが生産されています。このタイプの大半がシディカラン地区(海岸沿い)付近で生産されていますが他地域で生産されたコーヒーも地元市場に持ち込まれます。リントン地区はコーヒーの歴史は比較的浅く70年代中盤の生産量は約2000t。1980年代には6000tまで急増し国際相場が1994年に264¢、1997年に318¢と高騰したため、農家はカチモールやSラインを急植し(ティピカは限定的)現在では約12000tまで増産しティピカを植える農家も増えてきました。リントンではアチェと異なり、通常脱穀後に水洗が徹底されておらずミューシレージ(パーチメント表面の粘着液)が付着し易いため、再脱穀までの乾燥期間が長くなりがち。この辺りにリントン独特の酸味、藁や土の香りが隠されていると推測されます。

生 産 者 ：トバ湖南東周辺農家
生 産 地 ：スマトラ島リントン・トバ湖南東
栽培品種：Jember、Onang Ganjang、 Ateng、 TimTim
標　   高：1450ｍ～1600ｍ
収穫時期：3月～5月、9月～11月
精製処理：スマトラ式
スクリーン：G1
輸入規格：30㎏麻袋

• 商品コード

  ：IND230008